【6月誕生石】真珠の物語「ナンダコレ?」ピンク色のパールの話

日本人になじみの深い宝石は「ダイアモンド」と「真珠」です。

宝石は、「宝」の「石」と書きます。

真珠は、石ではないのに何で「宝石」なの・・?

ちょっと意外な「真珠の物語」です。

 

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絵画『真珠の耳飾りの少女』の真珠の種類は?

真珠と言えば、マウリッツハイス美術館、デン・ハーグ(オランダ)に展示されている、オランダ画家、ヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』が有名です。

描かれた少女が誰かはわからないみたいで、耳飾りは現在ではイヤリング。

 

この絵では、光の反射だけでも直径2㎝はありそうな大粒の真珠を写実的に描いています。

絵だけを見ますと大粒の南洋「白蝶真珠」に見えますが実際は分かりません。

 

真珠に関する情報はこのサイト内の」下記にも書いています。

「宝石誕生石 6月「真珠(パール)Pearl」 良い真珠の選び方」
⇒ https://wp.me/p9lTUl-4c

真珠(養殖)は世界最高峰の日本唯一の輸出宝石

古代から真珠(パール)は海の宝として大切にされてきました。

現在のパールはほとんどがまん丸(真円)のものだと思いがちです。

 

それは、養殖で真珠が造られるようになってからの話です。

養殖真珠以前は、すべて天然だったので、洋梨形や涙型、楕円形などのいびつな形が殆どでした。

 

英語で「PEARL」の語源は「西洋梨」ですからうなずけます。

真珠業界では、これらを「バロック真珠」として、原形を生かしてジュエリーをつくり女性に人気があります。

真珠(パール)はいつ頃から「まん丸」になったの?

養殖真珠の道を開いたのは「御木本幸吉」さんで、現在の「ミキモト」の創業者です。

明治38年、20年近くの年月をかけて待望の真円真珠ずくりに成功しました。

それが現在の日本の真珠大国への先駆者となったんです。

 

多くの宝石は輸入していますが、日本の唯一の輸出宝石は真珠です。
今では、量、質ともにゆるぎのない世界のトップです。

 

日本の真珠の技術を伝えるために世界各地の養殖場では、日本の技術者たちが活躍しています。

中国の真珠が日本にたくさん輸入されるきっかけとなりましたのは、日本の技術者が中国に技術を伝えたからです。

 

真珠は養殖期間が長いと大粒で上質になります。

真珠は養殖期間によって「当年物(とうねんもの)」「越物(こしもの)」と呼びます。

「当年物」とは養殖の期間が1年以内のもの。平均6ヶ月くらいで冬から春までが多いです。

「越物」は、1年以上の養殖期間を海で過ごした真珠です。

 

このような厳しい冬を過ごした越物真珠は、キメ細かく、大粒で真珠層が厚いです。

しかし、そのかわり真円になりにくい傾向があります。

真珠ネックレスの取り扱いで大事なこと


真珠は硬度が低く、デリケートで繊細で傷がつきやすいです。

必ず、ほかの宝石とは別に保管することが大事です。

 

真珠は、汗や皮脂がついたまま放置しておきますと、変色の原因となります。

どんなに高価な真珠でも形成が有機物なので、長時間の間に少しずつ色が変わります。
ネックレスの場合、糸が劣化したりワイヤー加工は錆び付きもあり得ます。

 

【ポイント】大事な真珠を長持ちするには、お店での定期的な点検と糸換えも必要です。

養殖できない奇跡の高価な天然真珠「コンクパール」

現在は、「和珠」や「南洋真珠」は養殖がほとんどです。

しかし、中には天然でしか産出されない稀少な真珠もあります。

 

それは、メキシコ湾やカリブ海に生息するコンクガイからから採れる天然真珠です。

天然真珠は、「コンクパール」といい、美しいピンク色の真珠です。

真円のものはほとんどなく、天然の形で楕円形、バロック形で小粒が多いのが特徴です。

 

「コンクガイ」は貴重で、養殖できないので天然の貝から偶然パールが発見されるのを待ちます。その確率は何万分の1ともいわれています。

最近は、コンクガイが絶滅の危機に瀕していてコンクパールの稀少価値は高まっています。

 

コンクパールの良品は滑らかな表面の「火炎模様」とよばれる、炎のような模様が美しいほど良質と言われます。

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